キッチンシンクシングルレバー混合水栓取り替え [DIY]
漏水
先日玄関ホールの床に水が溜まっていました。
丁度ゴミ出しをしていた時だったので、ゴミ袋から水が漏れたのかと思ったら、ホール天井からポタポタ落ちています。
2階に登りキッチンシンクの引き出しを開けると、混合水栓シャワーホースから水が漏れていることが判明。
漏水量はそれほどでもなかったため、水受けトレーに溜まっていた水を捨てて、雑巾でその当たりを拭いて様子を見ることにしました。
ホール天井からの水漏れはとまり、翌日シンク下を確認するとやはり水受けトレーに水が溜まっていました。
漏水箇所調査
シャワーヘッドを外してみるとどうやらシャワーホースからの水漏れのように見えます。
保管用の取扱説明書を確認すると、松下電工「サラサラシャワー混合水栓」という商品名で品番はQGC46SKS1となっています。
品番で調べてみると、MYMという会社の製品のようですが、今は倒産しているようです。
パナソニックにシャワーホースの代替品を確認すると、SE767857Z(税別9100円)でした。
併せて近所のコーナンで金額を確認すると、税込8400円、納期1週間でした。
パナソニックの人はシャワーホース不良は余り無いとのことで、シャワーホースを購入しても直らないと、シャワーヘッドやカートリッジからの漏水の可能性があり、1万数千円かかりそうです。
10年使用したのでこの際まるごと交換することにしました。
機種選定
シャワーホースの要否について妻に確認するとやはりシャワーホース式が良いとのことでした。
メーカーは部品供給やメンテナンスのことを考慮しTOTOにしました。
本体金額は他社より高めですが安心料ということにしておきましょう。
TKHG32PBEと新製品のTKGG32EBというのがありましたが、違いがわかりませんでしたので、TOTOに問い合わせしました。
「TKHG32PBE」と「TKGG32EB」の違いは、「ハンドルのモデルチェンジ」と「スパウトの前出寸法と角度」を変更しております。
中心軸から吐出口までの水平距離が旧モデルは240mmで新モデルは209mmでした。
ちなみにQGC46SKS1は260mmほどあります。再度妻に確認すると大きな鍋などではスパウトの短いほうが邪魔にならないとのことで新モデルに決めました。
注文
エイプラスというショップに代引きで3月6日(水)に注文。21909円(税込、送料込)で代引手数料420円でした。
商品到着開梱
3月8日(金)商品到着。3月9日(土)に取り付けました。
細長いダンボールパッケージ
パッケージ側面に型番が記載されたシール
水栓本体ほか部品と施工説明書と取扱説明書等
漏水しているQGC46SKS1
止水栓を閉めて作業に取り掛かります。
給水側にはペットボトルを加工した水漏れ受け。ホースを伝って水が漏れるため布切れを巻いてペットボトルに伝うようにしています。
QGC46SKS1のハンドル
ハンドルのキャップ内ネジを外すとハンドルが外れます。
ハンドルを外すとカートリッジが出てきます。
カートリッジ押えを外すとカートリッジが現れます。
カートリッジを外しました。
シャワーホースの吐出側にあるカプラーです。
青い部分を下に引っ張ると外れます。
右側が給水側の逆止弁です。
左側は給湯側で逆止弁を取り外した状態です。
今回の取り替えでわからなかったところで、一番苦労したところです。
プラグという六角ボルトを緩めると馬蹄座金が外れ、本体が外れる構造になっていました。
レバーやカートリッジは外さなくても本体は外れたということですね。
何とか本体を抜き取ることが出来ました。
上が抜き取った本体で、下が購入した本体です。
スパウトの長さが全然違いますね。
取付穴の径は38mm
取付穴の回りを掃除しましたがキズは残っています。
上面施工用アダプターを取り付けしっかりと固定します。
本体を取り付けます。
止水栓にワンタッチソケットを取り付けます。
本体を取り付けたあと、給水ホースと給湯ホースを固定します。
シャワーホースをワンタッチカプラーで取り付けます。
取付完了!
吐水し水漏れがないことを確認しました。
取り付ける方は案外簡単でした。
新築10年も経つと水回りから悪くなってきます。
今回はシングルレバーシャワーホース式混合水栓という構造が比較的複雑な製品でしたので丸ごと交換することにしましたが、シンプルな場合は故障箇所の特定もしやすく、部品交換のみで大丈夫でしょう。
ちなみに工事費用はこのショップでは出来ないようでしたが、他のショップでは本体購入と同時に申し込むことが可能で1万円ほどでした。
どうしても取り付けられない場合は近所の工務店にお願いしようと考えていましたが、DIYで出来るものですね。
同じ型番の混合水栓が,10年で同じようになり,型番でネット検索したら,このブログに行き着きました。同じ混合水栓に取り替えました。大変参考になりました。
by まさ (2013-07-23 22:01)
ブログでは1エントリですが、漏水してから取り替えるまで、結構時間がかかっています。参考にしていただけたようでなによりです。コメントありがとうございました。
by Swann (2013-07-24 20:04)
はじめまして。僕も上の方と全く同じでここにたどり着きました。
同じ型番で10年経過です。同じTOTOのものを購入して、今日無事に
設置できました。
ここに出会えてなかったら、自分で外す事も付ける事もできなかったと
思います。費用も随分と安く上がりました。
ありがとうございました。
by ガミガモ (2013-09-06 01:37)
新しい水栓は上面施工用アダプターで素人でも比較的簡単に取り付けられるようになっていますので、DIYされている方も多いのではないでしょうか。
ガミガモさま、コメントありがとうございました。
by Swann (2013-09-07 12:28)
住宅設備機器業界のものです。業界的にはフレキホースの中にビニールホースが
入っており、此れは消耗品です。バックアップとして水受けトレーが有りますが、
ビニールホースが破れ漏水した場合、漏水箇所や量によりトレーではバックアップ
出来ません。将来的に漏水する可能性がありますのでそれは踏まえ、水栓の
形状を検討した方が良いと思います。キッチン本体には漏水バックする形状とは
なっていない為、建物に漏水被害が及びます。
by KK (2014-01-24 13:12)
漏水個所の調査の段落にあるように、素人のため漏水個所の特定ができず、やむなく本体ごと取り換えることにしました。また自分はシンプルな構造の水栓を提案しましたが、妻の意向によりシャワー水栓としました。KKさまの言われるように将来的に漏水するかも知れませんが、そのときにはまたDIYにて対処しようと思います。
コメントありがとうございました。
by Swann (2014-01-24 23:22)
思い切って、取り替えにチャレンジしました。といっても実際の作業は夫が担当してくれました。ビルトイン食洗機を後付けしてたこともあり、作業スペースが狭くなかなかの苦戦を強いられたようです。
何より大変だったのは、古いシングルレバーを取り外すことで、ここに時間の大半を費やしました。悪戦苦闘はありましたが、今は、とても快適です。
このブログに出会えたおかげです。ありがとうございました。
by yumi (2014-04-17 07:34)
当方の場合、幸いにも作業スペースには余裕がありました。DIYをしていると初めて保守性の大切さに気がつきますね。
コメントありがとうございました。
by swann (2014-04-17 22:43)
当方、本ブログのお陰で自分で取り替え、取り付けることが出来ました。
MYM FB273GK5EよりTOTO TKGG3EBです。
快適です。
ありがとうございました。
by antik (2014-07-13 23:11)
antikさま、快適とのことよく気持ちがわかります。水漏れしている間はずっと心の奥につかえているものがある感じです。まだエントリしていませんが最近また太陽熱温水器から水が漏れて、前回はメーカー(コロナ)に修理してもらいましたが、今回はDIYでなんとか応急処置して水漏れが止まりました。そのときにやはり心が軽くなったことを思い出しました。コメントありがとうございました。
by swann (2014-07-14 23:22)
初めまして。
自分で、どうやって交換していいのか解らず、ネットで探し回ってたら、このブログにたどり着きました。
交換前も交換後も、全く同じ物の水栓を交換しました。
このブログにたどり着かなければ、かなり苦戦してたと思います。
本当に感謝いたします。
ありがとうございました。
by おこ (2016-05-22 14:36)
おこ様、コメントありがとうございます。
お役にたてて何よりです。
しかし放置気味のサイトですが、まだ検索にひっかかるのですね。
このエントリは3年前となりますが、TOTOの水栓は今のところトラブルなしです。
by swann (2016-05-23 23:41)
swan様
私は2003年に全面リフォームをしました。その時からswan様と同じ混合水栓を使っていて、ちょうど20年が経過したところです。この1週間ほどの間に水栓の土台の回転軸の動きが極端に重くなったため、新しい混合水栓「KVK PT215GE」(アマゾンで20,900円)に交換することにしました。
どこかの工務店にやってもらおうかと思いましたが、何年か前に洗面化粧台の混合水栓のシャワーヘッドをDIY交換したことがあるので自分でやってみることにしました。
問題は今付いている水栓の取り外し方がなかなか見付からなかったのですが、本日やっとswann様の本記事に出会うことができました。
記事の中にあった、馬蹄座金を外すところが上手くいくかどうか心配ですが何とか乗り切りたいと思います。
KVKの混合水栓は2月初めに到着予定ですが、とても楽しみになりました。
貴重な情報、ありがとうございました。
by 岡村隆 (2024-01-29 01:59)